貯金 考える

貯金についてを考える

収入と貯金の関係
お金を貯めている人は収入が多い人、と思うかも知れませんが実は違います。 一般的に、収入がそこそこの人の方が貯金意識が高く、結果的に多くの貯金を作っているというデータがあります。 どういうことかと言うと、収入が少ない人はなかなか余裕がないことから貯金はしても多くをすることは難しい。 収入が多い人は、それなりの買い物をしてしまうのと、収入意識からステータス性のある生活レベルをしてしまうからです。 収入がそれなりにあると、いい生活をしたくなるのは分かりますね。 広い都心のマンション。クルマは有名な輸入車。この2つだけでも毎月のローンは結構な金額になります。 さらに月に何度かは家族で外食。年に一回は海外旅行。洋服やバックはアウトレットでまとめ買い。ジムや習い事もしているかも知れません。高額な生命保険にも入るでしょう。 勿論、収入があると言って皆んながこのフルコースという訳ではありませんが、出来る範囲のことをしようとしますので、お金を使ってしまうことは同じです。 こういった生活を一度始めると、そのレベルを落とすことは仲々難しくなります。 最初から計画的に収入の一部を貯金に回すということをしていなければ、あとから気付いて貯金を始める(増額する)というのはとても難しくなるのです。 それに対して、収入がそこそこの人の場合は、お金の大切さがよく分かりますので、無駄使いをすることもなく、自分の収入を計画的に使い貯金もするという生活が出来るのです。

必要な貯金額
収入があったり無かったりで、また貯金する意識があったり無かったりで皆さん貯金に対する考え方が違いますが、なぜそうなのでしょう。 それは必要な貯金額が分からない、またはそこまで貯金がない場合どうなるかが実感として分からないことが大きな原因だと思います。 今思うと、単純ににそれを教わる(考える)機会がなかったことが、貯金に対する正しい知識が欠けているせいのような気がします。 人のせいにする訳ではありませんが、例えば中学や高校で生涯で必要な貯金の額やそれが無い場合の問題点などを皆で考える機会があったとすると、 今とは違って計画的な貯金生活を送っていたように思うのです。 それでは、貯金はいくら必要か。 永遠のテーマのようですが、前提条件さえ決まれば簡単な計算で求めることが出来ます。 定年退職を60歳、男女で違いますが平均寿命を85歳とすると、25年間を生活出来る資金(貯金)が必要ということです。 25年。60歳から仕事を全くしないとすると、収入は年金だけになります。 年金はまたいろいろありますが、サラリーマンなら月額20万位でしょうか。勿論ボーナスはありません。 皆さんの今の収入と比べて如何でしょうか。とてもやっていけないと思ったら、その差額こそ貯金で補っていかなくてはいけないのです。 60歳を過ぎても夫婦二人、家賃や光熱費、生活費で最低30万必要と仮にしましょう。 収入は年金の20万ですがら毎月10万円を貯金から切り崩していかなくてはいけません。 毎月10万で1年120万。60歳から85歳までの25年を想定すると、120万?25年=3000万ですね。実際はもう少し余裕は必要でしょう。 そうすると、こんなに大雑把な計算でも一声3,500万近い貯金が必要ということになるのです。 他にたまには温泉にでも行きたいでしょうし、子供や孫がいたらいろいろ何かしてあげたくなるでしょう。 更に寿命も100歳まで生きるかも知れません。100歳なら先ほどの最低条件でも120万?40年=4,800万。まあ5,000万は必要でしょう。 施設にお世話になるとすると、入居時や毎月の金額はびっくりするほど必要になります。 もう幾らあっても足りないくらいです。 大体、この計算には病気や怪我が入っていません。まあこれらは保険に入っていれば大部分は免除されますが、今では医療費不足の問題から今後は益々個人負担は増えて来るでしょう。

毎月の貯金
段々どうでもよくなってきましたが、ここまで来たのですから一応計算を続けましょう。 85歳寿命として最低でも3,000万は必要としましたが、60歳までに必要な貯金ですから、社会人となる22歳からの38年間(=60歳ー22歳)で貯めなくてはいけない金額です。 これも計算は簡単です。 3,000万÷38年間=78.9万、約80万です。実はこれに気付いていると、毎年80万の貯金は難しくありません。 毎年80万は1ヵ月平均で6.5万。ボーナス1回に5万でも貯金すると、1ヵ月は6万弱です。これは新入社員の給料では大変ですが頑張れば実現可能か金額なのです。 最初に気付いていれば、もう少し何とかなっていたかも知れません。 これから3,000万貯金出来ない人はこれからどうなるのでしょうか。